こんにちは、木下です。
初めてコラムを書かせてもらいます。
今日は普段あまり意識されていないであろう「舌」についてお話をしたいと思います。
まずは、
あなたが口を閉じている時、「舌」がどこにありますか?
あなたの舌が正しい位置にあるのか一緒にチェックしてみましょう!
①舌先が上前歯のやや後ろについている
②舌先が前歯には触れていない
③舌全体が上アゴにぴったりくっついている
どうでしたか?
①~③を全てクリア出来ていれば正しい位置に舌があります。
②のように前歯に舌先がついていると、いわゆる出っ歯の原因。
③がクリア出来ていないと低位舌と言って、舌が落ちてしまっている状態です。
舌が落ちていると、空気の通り道である気道が狭くなり、口呼吸になりやすくなります。
他にも
食事の時にクチャクチャ音をさせて食べたり、
食べこぼしが多かったり、
ゲップを頻繁にしたり
ウイルスや細菌の感染にかかりやすくなる、
虫歯や歯周病、口が乾燥し口臭がきつくなる
など様々なことが起こりやすくなります。
「舌」はほとんどが筋肉です。
焼肉でタンを食べますよね?
あの赤く、コリコリとした食感は脂ではなく舌が筋肉のかたまりだという証拠です。
舌の筋肉は、ノドの骨や下顎骨についている筋肉です。
舌が上顎につくためには、口が閉じていることが絶対条件となるのです。
しかし、姿勢が悪い猫背の人は、バランスをとる為に頭が前に出ます。
更にその状態でバランスをとる為に頭位は後傾する。(難しい言葉ですが、顎が上がるイメージ)
最近、よく耳にする「スマホ首」はこの状態です。
喉の筋肉は下アゴを元に戻そうと下アゴを下へ引っ張る為、下顎骨も引っ張られ口が開き、下の前歯の裏側に舌がくっつく「低位舌」になるのです。
これもまた難しい表現。。。
星や花火を見るために上を見たら、口開いてしまいますよね?
その時舌は、上アゴでなく、下アゴにつきます。そのような状態です。
「低位舌」の原因のほとんどが、【口呼吸】です。
口呼吸は鼻炎や鼻づまりなどでも起きますが、
約6割の口呼吸は、「習慣性口呼吸」が原因と言うことが分かっています。
この「習慣性口呼吸」にしてしまったのは、そうです。「悪い姿勢」です。
さらに、上アゴに舌がくっつかなくなると、ほっぺたの筋肉に押され上顎の歯の並びが狭められ、歯並びが悪くなるとも考えられています。
一旦ここまでを簡単にまとめると
姿勢が悪い→頭位の後傾→口が開く→口で呼吸→舌が下がる→上顎が狭くなる→歯並びも悪くなる。
今回は、舌の位置がとても重要だということが分かっていただけましたか?
普段あまり意識しない舌。舌は食べる時、声を発するとき色々な場面で活躍します。
次は、「舌が姿勢に与える影響」と「悪い姿勢」についてお伝えします。
ではまた次回。
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